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一昨日の21時半頃、本隊の14人無事関西空港に到着しました。突然の予定変更で急遽固城に向かった、金、里馬、小山の三人は急遽固城へ向かい、今日の午後帰国の予定です。 今回の公演では、韓国エキストラ達で「多くのミスをしてしまい自分に対して腹が立つ」という人や、台本を丁寧に読み込み作品解釈について演出家に対して提案をする人がいたりと、一人の表現者としての自覚を持ち舞台に立つ気迫を持っている様子が感じられました。 韓国の黒子達も、前回から一歩進んで、黒子に求められる判断、責任を十分に引き受け、日本黒子の指示を待たず、自分達で考えて舞台を動かす、という頼もしい姿を見せてくれました。 そして、パク・キョンラン氏、李潤石氏、チョン・ヨンマン氏という韓国古典芸能の世界でも著名な三人の先生方が出演して下さいました。また、パク・キョンラン氏肝入りの楽士達が総勢11名集まり、全編通して生演奏で作品を構成して下さいました。韓国古典芸能の先端を行く表現者達と、劇団態変の身体表現が一歩も引かずの真剣勝負が実現し、「ファン・ウンド潜伏記」という作品の幅を更に広げさせていただく貴重な機会となりました。 この公演を作るために多くの方々にお力添えいただき、ようやく出来上がりました。大変感謝しております。この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。 公演の準備を優先した結果、ブログでお伝えすることが出来なかったことも多くあります。公演後になってしまっていますが、この場を使って現地での様子をお伝えしたいと思います。もう少しお付き合いいただけたら幸いです。 劇団態変 制作部貴田雄介 # by korea-2010 | 2011-09-10 10:28
投稿が前後してすみません。
ーーーー 9月2日 合同稽古2日目 全部で三度の全体合同稽古、その二回目が終わった。楽団の方が出るシーンを除き、今日ですべての場面を全体合同で行なった事になります。 ハブホールの広い原寸舞台をフルに使い場面を繰り返し詰めていく。場面の繋がり重視して流れるように進める。作品を立ち上らせる為に必要な習得目標がシーン毎に目まぐるしく変わっていくという中でも韓国エキストラはハッキリと自分の演技はどうか、こう考えて演技したのですがと、私の行程はこういう位置関係が良いのでしょうかと発信し、作品を引き寄せてゆく。演じる自分を作品にシンクロしてゆこうという力に触れて、ぼくも他者のエネルギーが自分に上乗せされてゆくのを感じます。 韓国黒子も同様にそんなエネルギーを感じているようで、どんどん役者を送り出す様が力強くなっていきます。ただ力強い反面黒子の繊細な立ち回り、細かな配慮に少し欠ける所があるので、まだもう一つ上の段階、しっかりと裏方を支える勢いと綿密な配慮を併せ両立する目指す黒子にはまだ足りない。しかし伝えれば伝える程見せれば見せる程吸収してゆく韓国黒子のエネルギー。それに応えるよう一分一秒を惜しみながらあらんばかりを伝えて作品に帰結してゆきます。 今日で大枠の行程付けが終わり、次回の最終合同稽古ではそれぞれのエネルギーあふうれる演技が飛び交う韓国ファンウンド2011が立ち現れてゆきます。乞うご期待あれ! すらん # by korea-2010 | 2011-09-09 11:09
いよいよ最終日。
7時起床。疲れているはずなので、もっと寝たいと身体は言っているのですが、 神経が今日の公演を控えて緊張しまくっているため、寝ようとしても目が覚める。 仕方がないので朝食。3月公演と同じく朝食買出し担当は楠本さん、今回は 宿舎から5分のカフェ系のパン屋さんでサンドウィッチを大量に調達してくれる。 深夜に仕事を終えて食事をとりに来るスタッフが「今、食べたいわあ・・・」と つぶやくほどの美味しさ。 皆の調子を調べに役者の部屋を廻る。上月の瞼がまた腫れてきているので、 上月と共に再び明洞の「プルン眼科」へ。この病院の最高の先生が診察して くれる、とのことだが、丁寧ではあるが、何だか冷たい対応で「炎症でしょう。 では、お薬を出しておくので・・・」と診察終了になりそうなので「今日、南山 国楽堂で公演があります。目の腫れを少しでもひかせてもらえないでしょうか?」 と喰い下がると、「出来るだけのことはしますけど・・・」と、腫れ止めの注射 を打ってもらえることになる(打たれるのは上月だが)。 12劇場入り。黒子たちは稽古のために既に劇場入りしており、楽屋の間仕切り カーテンも良い感じでセットしてくれている。昼から楽屋入りなので、なんとなく ゆったりした気分・・・って、昼入りだからこそゆったりしている暇はないのです。 昼食に出していただいたマンドゥ(茹で餃子みたいなの)を食べて早速メイクに とりかかる。日本からのメイク要員は田計さんと犬山さんだけなので、今回も ハジャの学生スタッフたちにヘアセットやドライヤー当てを頼んでなんとか 回している様子。ハジャでも今回が初参加のハヌルやマルゥ。トンヨッたちは ヘアセット、3月も手伝ってくれたオンやビョルゥは新人に教えながらファウン デーションもやってくれていた。 メイクもそこそこに、出演者たちは舞台へ上がり「マダンに集う大イベント」 「降ろされる幕」「エピローグ」の返し稽古を行なう。ハングルが話せないので、 韓国の出演者とのコミュニケーションは厳密な事は出来ないのだが、舞台上では 言葉が出来なくてもアイコンタクトや簡単な動きで意思の疎通が図れるように なって来ている。ジンソク氏に、「定位置もう少し後ろじゃない?」と日本語 で言いながら頭を後ろに少し振るだけで意味が通じる。こうなると「もう少し 同じ舞台を踏んでいたい」という気になってくる。 返し稽古が終わり、メイクも一段落している時間を利用して、韓国出演者の何人か に今回の出演の感想を聞く。前回も出演した人は、前回と比較して「余裕が出来て 演技を楽しむ事が出来ている」というのが、大体の意見。そんな中でインパクトが 強かったのが、新人のジョンシク氏からの「態変の表現はそこにない物をあるよ うに、創りだすように表現している。それが面白い」というもの。僕も面白いなあ と思いながら聞いていたのだが、その辺でメイク直しを待っているスタッフの眼が 真剣に怒ってきたので中断する。明日の打ち上げででも続きが話したい。 迂闊にも、その後僕は疲れが出たのか楽屋でうたた寝をしてしまい、本番の少し 前までの楽屋の状況はあまり把握出来ていない。 そうこうしている間に今回最後の気合わせ。楽屋を出る前にチャンウ氏と無言で 固い握手を交わす。 舞台上では大きな円を作り、気合わせの態勢に。 隣に座った黒子のホンジョが日本の歌をうたっている。他愛の無い話しをしている と、彼女はお金をためて二年後に態変の公演を観に日本へ来るとのこと。彼らと これからまた別の形での出会いもあるかもしれないと思うと不思議な、それでいて 当然のような感じがする。 気合わせの締めくくりに金さんから「最後の公演です。思い切りやりましょう。 でも短くしてやって下さい」と声をもらう。「徹底して無駄を省いてやろう」と思う。 舞台上は集中してどんどん進んでいく。カヤグム、プッ、ピリ、パンソリ・・・。 生演奏は物凄いパワーで、いつもの録音と違い舞台上の細かい音を消して、いつも どれだけ聴覚にも頼りながら芝居をしているのか思い知らされる。 統営のジョン・ヨンマン先生の龍は袖幕ごしでも生き生きと飛びまわっているように 感じられ、ワクワクしてきました。 良い感じで進行している所で僕が痛恨のミス。一回目のプンムル隊で黒子に指示をだし 切れず、舞台上でサンモが緩まり上手く回せず、視界がほとんどなくなる。なんとか 出演者にハケの合図を出し、民衆たちのハケは大体行けたと確認したところで、袖幕に ぶつかりながらハケる。 サンモをつけ直し、ロビーへ移動する。今度は客席の間の階段を通って、二回目の プンムル隊となってエピローグの場面に舞台へ降りていく。このエピローグでは、 固城五広大のイ・ユンソク先生が「天と地を繋ぐ人」となって舞台で踊るのですが、 ロビーのモニターで見ているとまるで宙に浮いているような、しかしものすごく深く 根を張っているような不思議な踊り。その踊りと態変の身体が不思議にマッチして 違和感なく渾然一体となっている。それをずっと観ていたいような気にもなってくる。 その場へプンムル隊も入って全体が大きなうねりの様になって公演は終了した。 観客席からの拍手は今回も熱く、主人公ウンドを演じた上月が紹介された時には、 客席のあちらこちらから「ヒューヒュー!」という声と、一段と大きな拍手が上がり ました。 なんだか信じられないような、明日もまた劇場に行ったら公演があるような気分を 感じながら、出演者やスタッフたちと「お疲れ様でした!」「スゴハッショスムニダ」 と何度も挨拶を繰り返しました。 ロビーに上がると阪大の北原先生がたまたま韓国に来ていたそうで、この公演を観て くれていました。北原先生の感想は「ファンウンドは09年のテント公演も観たけれど、 テント公演より、無駄が無くって洗練されたように思う」というものでした。 気合わせの際の演出の言葉が、出演者にも黒子にも反映されたのかもしれません。 小泉 # by korea-2010 | 2011-09-08 10:24
合同稽古最終日。そして今日はかんたろうさん、美術の吉田くん、舞台監督の塚本さんの三人がソウル入り。これでこのツアーのメンバーは全員が揃うこととなる。
今回の韓国公演ではゲネプロの時間が取れず、この稽古が終了すれば次は劇場入り。できる限り問題点を抽出して、潰せるものは潰しておかなければ! 朝から気合を入れて稽古に望む。パク・キョンランさんが車を二台出してくれたため、今日は30分でHUB HALLに着く。 稽古場では黒子たちが懸命に幕を吊っている。角材や竹に幕をくってけて手すりにバインド線で固定して幕を吊るのだ。危険ではあるが、幕釣りはかなり重要です。 今回は、舞台以外で最初で最後の幕あり稽古でもある。このホールでの稽古は今度はいつになるか分からない、否、これが最後かも知れない・・・と思い、稽古場の色々な所に挨拶をしておく。 そうこうしている間に幕吊りも終わり、通し稽古開始。 二回目ともあって、通し稽古はスムーズに行われるか、と思ったのだが、疲れが出始めているのも事実で、途中作業効率が落ち、イージーミスが連発される。どうなることかと思ったが、何とか持ち直し最後の場面まで通すことができた。 稽古の休憩時、いろいろな所で役者と韓国の出演者たちが話しているのを見た。僕も ジンソク氏と話をしました。なぜ芝居をやっているのか?態変の表現をどうかんじているか? 等など。 ジンソク氏はかなり態変の表現にきょうみをもってるらしく、「身体で表現することはかなりおもしろい」「もし機会があればまた参加したい」とかなり積極的な返しをもらい、意気込みを感じました。 ほかの韓国出演者たちも態変の表現に強い興味を持っていて、楽しんでくれているようです。さあ、6日の公演初日に向けて楽しみながらしっかり頑張らねば! 小泉 # by korea-2010 | 2011-09-05 00:09
投稿が前後しますが、ご容赦下さい。
2011年9月1日、初合同稽古 エキストラ、ハジャセンターの黒子達、通訳さん、懐かしい!いっぱいの笑顔に再会、うれしい! 彼らと共に、今再び永遠に響く思い出の舞台を創れるのが楽しみ…ワクワク 新参加のエキストラのウラムさん、ジョンシクさんも元気いっぱい! 稽古は、3月の公演に参加したエキストラ、黒子達がしっかりと各シーンの押さえどころと、態変の稽古の進め方を理解していて、どんどん順調に進み、稽古予定を見事にクリア。 この調子で油断せずに、3月公演を遥かに越えた作品に仕上げていきたい! 役者、エキストラ、黒子、韓国伝統芸能…と、その要素は既に勢ぞろいしている。 本番で起こるハプニングも含め、最高の作品に組み上がっていくのは間違いないと確信した。 楠本 # by korea-2010 | 2011-09-03 16:15
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